180505岩国海兵隊基地祭フレンドシップデイ感想。持ってけば良かった&次回やることリストもあるよ

ノーズアートさんのバスツアーの最後の一席が残っていることを聞いて、即ゲット。実に十年以上ぶりに参加となる。昔はほぼ毎年行っていたもんだ。楽しみ楽しみ^ ^

前日荷物作り。歩き回るので、極限の軽量化が望ましい。以前は裸ゼニでサイフも置いて行っていた。最近はIDチェックするみたいなんで、免許証とサイフをちゃんと持っていく。
歩くのが楽なメレルトレッキングシューズとリラックス用サンダル、モバイルバッテリー、水、ウインドブレーカーが主な荷物。
朝3時半倉敷集合で、バスが来るのがやや遅れるも、寝てると岩国7時過ぎ着。バスすんごい楽!マイカーで来ていた頃は、朝暗い内に岩国着でもゲートまで長い渋滞で、予定していた山口県民のディズニーランド的存在の「山賊砦」に行きそびれてしまうくらいだった。
もうマイカー乗り入れも、テロを懸念して不可能になったみたいで、世知辛い世の中である。

 

バスは会場そばのセキュリティチェックのすぐ脇に停まり、降りるとショットガンを持った兵士がパトロールしていた。きさくなマリーンで、ショットガンを構えて写真に収まってくれる。ショットガンは確かM10って言ってたかな。

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セキュリティチェックは荷物を開いて見せただけで、IDチェックとかはなし。まあ形だけな感じ。
会場入ってすぐからホーネットが駐機してあり、その前に各飛行中隊のブースができている。パッチやステッカーの他にいいなーと思ったのが、機体の精密イラスト入りのA4大の紙で、中隊メンバーがサインしてくれ、飾るのに良いものの、紙をそのまま渡されるので帰った時には端が破けていた(●︎´д`●︎)
綺麗に持って帰るには大ファイルか長い筒が必須といえる。

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2017年に沖縄で窓を落下させて問題になった西側最大のヘリCH53スーパースタリオン。中はさすがの広さ。他にも漢のA10や早期警戒機E2があった。

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昼ごはんはあまりおいしいの食べた記憶がなかったので、フードコートのタコベルかバーガーキングで食べようと思っていたが、基地祭をする場所が大幅に変更されていて(ほぼ自衛隊敷地内だった)、フードコート自体がなかった。
なのでソーセージ400円とメキシコ風トウモロコシ500円で手早く腹ごしらえを済ませ、足早にF35Bに向かう。

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初めてF35の実機を遠目で見た時、そのずんぐりむっくりさにやはり少し失望してしまった。これはね、イメージするキャラはどんくさいタヌキですよ。模擬空戦でF16にも撃墜されてるし。

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しかし、近づいてじっくり見ていると、複雑な曲線美にだんだん引き込まれていくのが分かる。無駄なものが一切ないのが現代兵器の一つの特徴であり、ディテール一つひとつに何かしらの意味があるのだ。

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にしても、ステルス機ならではのヌメッとしたような曲線と、ノズルの幾何学的なシャープな造形の対比が実にイイ!これは実機でなければ迫力や凄みまでは伝わってこず、眼福しきり。
あとで再度見に行った時も、翼端の繊細なカーブにシビれてしまった。

 

。。しかし、垂直尾翼に漢字で岩国と入れるなら、日章旗には鳥居ではなく、錦帯橋を描いて欲しかったが、ここは世界遺産知名度で正解だろう

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続いてのオスプレイは、機体後部のランプ(乗降口)が下げてあって行列ができていた。さっそく並んで初オスプレイ。意外に狭くて、本当に24人も武装兵が乗れるのかと思った。最初に見た西側最大のヘリCH53のキャビンの方がかなり広い。

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注意書きが細かくて興味深い。

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回転するエンジン部分内部が、なんだかガンダムのカタパルトみたいでカッコイイ!

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午前中に予定されていたF35の飛行展示は、風がやや強いせいか中止になった様子。
が、午後の部はちゃんと飛んでくれる。激しい機動はないが、意外と小さい水平回転半径や、野太いジェット音が聞ける。オスプレイが独特の音なんで、ステルス機も変わった音なのかもと思ったが、特に普通のジェット機と変わりはない。
垂直離着陸機の特徴を生かし、空中静止や横滑りを見せ

てくれたが、でっかいドローンみたいだと思ってしまった。

https://youtu.be/foXGTZoFuKI

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基地祭の最後帰り際に、F35とF/A18ホーネット、空中給油機の飛行展示があり、爆撃やら賑やかにしてくれる。それにしても、やっぱり海兵隊航空機は近接支援攻撃が主になると思われるんで、従来のハリアー2のように肉薄して爆撃するのには、F35は高価過ぎて使いにくいんじゃないだろうかと思った。

 


まあまだ岩国ではグリーンナイツの一飛行隊しか受領していないことを考えると、制空権確保のための意味合いが強いんだろう。自分たちで何とかするのが海兵隊の強さだろうし、いつも最前線の鉄火場で命を張るマリーンズは、海軍や空軍に任せっきりが我慢できないんだろうな〜と、ゲスの勘ぐりしてしまいました_(:3 ⌒゙︎)_

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さて、F35のフライトを見れたのも良かったんですが、自分の中でのメインイベントでもある、名物の三沢のF16の限界機動がやはり圧巻で大満足でした。腹の底まで響き渡るようなアフターバーナー全開のマニューバは、その後のF2が増槽タンクを付けたままの上品なそれだったのもあり、やはり岩国オープンデイはF16が千両役者で、F16好きとしてはうれしい。
どういう機動か分からないが、キリを揉み込むような、あるいはねじり込むようなとても小さいバレルロールみたいなのが、キレッキレで素晴らしかった。

https://youtu.be/FUA7RyMIUl0

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思うにF16は空軍所属機で、ここ岩国は海兵隊と日本の海自航空隊の基地なので、ライバル的な意味でも手を抜かずに限界まで攻めているんじゃないだろうかと感じる。

サラッとナイフエッジをこなしているが、機体横倒しで、つまり翼の揚力で飛んでないのを考えると、さりげないが実は高度なテクニックの一つ。かつて故ロック岩崎氏がF15で成功させて度肝を抜いた伝説が残る。

https://youtu.be/OeOzsAMBjwU

youtu.be

さて、この後三沢のF16サポートメンバーのブースを発見。ステッカーを売っていなかったので、来年はロービジ(ロービジビリティー、グレーの低被認性塗装)のステッカーを作るお願いし、やっぱおたくのF16のマニューバはそれだけでも見に来る価値があるって伝えると、喜んでくれ、これをやるって非売品のステッカーをくれた。
言ってみるもんだ♪

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自衛隊の部隊マークは、ちょっとダサめなのが多いが、個人的に一番のお気に入りが百里基地のF4ファントム部隊のカエルがスカーフ巻いたマーキング。洒脱なセンスはピカイチ。力の抜けた、カッコよさと可愛さの絶妙なバランスといえる。

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千歳基地のF15のクマちゃんマーキングは、狙った可愛さがあって逆にダサい。まあ女の子ウケするだろう点では、ミリタリー女子を生む可能性が砂粒ほどにはあるかもしれない。

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雑多なミリタリーグッズを販売するテントで、なかなかカオスチックな商品群を発見する。クオリティの低いシールズキャップはまだしも、凶悪な負のオーラを放つ手作りミリタリー風のツールボックスを見た時は、これを作った人は本当に売れると思って作ったのか正気を疑った。

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しかもこの値付けである。正真正銘のゴミを、わざわざ高いカネ払って買う人間がどこにいるって話である。
このクオリティでこの値段とは、騙す気満々のお祭りグッズの典型例で、いまどき逆に珍しい。作った人に小一時間説教したいというより、むしろインタビューしてみたいもんだと思った。


その後、電車で来た尾道カピバラさんと合流。呉の鉄のくじらさん親子とも会え、一緒に見て回る。やっぱり分かってくれる仲間と色々感想を言い合いながらは、楽しさ倍増で良いもんです。鉄のくじらさん親子が手を繋いで歩くのにもホッコリしました(っ´ω`c)


マリーンの兵士の一団がフル装備でリラックスしていて、撮影にも応じてくれる。ガンオイルのせいか紫色のM4や、SMAWとかいうカールグスタフみたいな83mm無反動砲、それとHK417を見せてくれる。マークスマンライフルじゃん!と言うと、しきりに否定されたのは、謙遜してるか、陸軍と海兵隊で呼称が違うんだろうか??

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しかし屈強な兵士がM4を持つと、まるでハンドガンか電動ガンボーイズを持っているように感じる。カピバラさんと鉄のくじらさんが兵士たちとの写真を撮ってくれ、またしても捕獲されたエイリアン状態で写ってしまった。。

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基本設計が100年前のブローニングM2重機関銃。1911といい、ブローニングハイパワーといい、一世紀以上現役でいる工業デザインを、しかも複数遺しているブローニングさんは、1903年ライト兄弟が初飛行するのと、ほぼ同時期くらいにそれらを発明していることになる。
この百年間でステルス機や無人機にまで到達した飛行機の進化を考えると、天才という言葉以上に、火薬を使う武器としてはほぼ完成形にしたブローニングさん発明の銃器の、偉大さと異常さにロマンを感じてしまう。

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M2のコッキングレバーは外されていたが、M240はコッキングレバーはライブで、レバーを引いてトリガーを絞ると、ちゃんとシアーが落ち、ボルトがカチンと鳴る。三脚に据え付けられていて持てなかったが、一度持たせてもらったことのあるエアガンでも、悶絶するほど重かったのを思い出した。
マリンコ兵士に呼び方を聞いたら、Mトゥーフォーティーブラボーとのこと。ブラボーは多分、Bってことで、改良されているか仕様が違うと思われ。

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初めて触るグレネード発射器Mk19。歩兵火器で効率よく面制圧できる点では随一と思われ、日本の水陸機動車の武装にも採用されている。M60機関銃に似た上部カバーで、ということはナチスのFG42軽機関銃のルーツを汲むことになるのだろうか?だったらこれまたロマンだにゃ〜(●︎´ω`●︎)

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四時近くなってきたので、カピバラさんと鉄のくじらさん親子とお別れする。


最後は小腹がすいていたのと、帰りのバスで食べるためにもブースを物色。いつも通り、食品は特に値引きされている様子。
タコベルには行けなかったが、半額で2個500円になっていたタコスをゲット。が、見た目マズそうだし、実際なんか味も薄かった。
気を取り直してホットドッグ200円を買う。特に安くなってた訳じゃないけど、アメリカといえばやっぱコレだよね〜。イギリス圏だと、ホットドッグといえば甘くないアメリカンドッグが主流で、しかも残念な味のものが多いのです。・(゚つД`)ノ


で、このホットドッグ、パンにソーセージのみとあまり期待してなかったものの、無茶苦茶うまい!高級な味では決してなく、シャウエッセン的なパリッとしたものでもない、単なる皮なしソーセージなのに不思議とジューシーで、濃いめの味が何もつけずにホットドッグを成立させているではないか。
ホットドッグは大好きで、コストコやイケヤでは必ず注文していたもんです。シャウエッセン系のドイツソーセージのもおいしいけど、最近ジョンソンビルの独特な味にもハマりました。


このホットドッグも説明しようがない味という点ではジョンソンビルに似ていて、絶対チープなはずなのに不思議とうまい。

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帰りのバス用にもう一度買いに行く。どこのブランドのか訊いてみるものの、分からないそうで(そりゃそーだよね(´ . .̫ . `)


が、渡してくれたホットドッグはさっきのと違い、倍以上あるビッグサイズ。さっきの小さいソーセージのはない?って言うと別に持ってきてくれました。まあ両方購入。


しかし!デカい方がまったく大味でおいしくなく、これは腹減ってないと食えないと残す(●︎´д`●︎)
小さい方は食べ出すと止まらず、すぐ完食。絶対中毒性のある物質が入ってるわ。。

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気づくとバス集合の四時になっていて、慌ててバス乗り場へ。近いものの、今度はバスが多過ぎてどこか分からない。ノーズアートの店長さんに電話してやっと中鉄バスにたどり着く。


帰りはすんごい渋滞だったが、ノーズの店長さんが豪華賞品がほぼ全員に当たるじゃんけん大会を開いてくれ、大盛り上がり。賞品の一つであるターキーレッグのローストが、その硬さとまずさ故に、サバゲー仲間の間でレアものグッズ扱いで争奪戦となる(結局オバちゃんが夕ご飯用にゲットした模様)
いや、ターキーって話のネタにはなるけど、デカさに違和感というか、気持ち悪さを感じる鳥肉です。マジ硬いし。フツーの日本人なら、一度食べればもう食べたいとは思わないでしょう。

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さて、じゃんけん大会は、最後の最後で勝利し、男性用脱毛グッズくらいしか残ってなかった中にバイオBB弾のバッグを見つけ、バイオ弾1kgゲット♪

 


「結論」


それにしても、今回初めてノーズアートさん主催のバスツアーでの岩国オープンデイ参加となったが、往復8000円でほぼ全員に賞品のお土産も付いてくるという、とてもリーズナブルなお値段。
さらに、寝てれば会場そばに到着する利便性の高さは、渋滞の中運転するしんどさや(もうマイカーでは入れなくなったが)、駅から1時間以上歩き、帰りも人込みにうんざりしながらまた歩いて電車に乗る大変さを考えると、イベント外のストレスがほぼ無くなるのは、想像以上に大きかった(カピさん、ノーズ主催のバスツアーは、福山SAでも乗れますよ〜♪)

 

プチ海外旅行と考えれば、こんなにお安く楽しめて、しかもここでしか買えないミリタリーグッズが盛り沢山なのも、参加する大きな理由となるのではないでしょうか。自分は飛行隊のステッカーを買いまくりました。念願のヘルメットバッグも買えて良かったです^ ^

 

「持っていけば良かったもの」
A3サイズのバインダーかファイル、もしくは長めの筒。サイン入りで千円から二千円の機体イラストは、普通に持って帰ると端がボロボロになる。

 

「次回すること」
地元民はピザLサイズ1500円を多くの人がお土産でテイクアウトしていた。味はあまり期待できないが、日本価格を思うと安い。