171009 東京遠征2ヶ所目フィールド「シールズSEALs」

171009 東京遠征2ヶ所目フィールド「シールズSEALs」


最終日になる連休最後の月曜日、千葉の老舗アウトドアフィールド「シールズSEALs」さんのイベントゲーム「エクストリーム6」に参加となる。
さて、ゲームレポートは実際の動画を見てもらうとしよう。今回、アンブッシュ自体は価値が低かったのもあり、あまり会心のものはなかったが、フラッグゲット中に敵を発見して、うまく対応できたものが、自分の中ではこの日一番のプレーとなった。

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それでは、負けたチームに所属していた自分が言ってもあまり説得力はないが、負けた分析も含めてエキストリーム6の必勝法をいくつか挙げてみよう。

 

 

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フィールドマップ。下側がセーフティ

 

6時間耐久イベントゲーム「エクストリーム6」ルールPDF

 

まず1つめ。「中立フラッグには敵がいない」


このゲームはフィールド内に18ヶ所もある電子フラッグを自軍の色にして、自分の活動時間も稼がなくてはならないので、取れそうなフラッグがあればとりあえず取っておくのが基本となる。


これは全プレイヤーの行動原理でもあり、どのチームの色にもなっていない中立フラッグは、高い確率で敵のアンブッシュはないということになる。

 

しかし、後半に掛けては時間に余裕のできた敵がアンブッシュしている可能性が高くなってきたのも事実。

 

自分もようやく持ち時間と残り時間が釣り合ってきた、残り時間1時間くらいからは、リスキル(復活者殺戮)こそしなかったものの、隠れやすいフラッグの近くでアンブッシュする作戦に切り替えた。

 

敵の動きとしても、中盤からはフラッグ付近でのスナイパーの待ち伏せやリスキルが増えたように感じた。

 

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このガジェットの中央に手首に巻いたIDタグをかざして活動時間を管理する

 


必勝法その2、「アンブッシュする余裕なんか無い。しかしリスキル(リスポーンキル)と敵フラッグには注意」


これも序盤から中盤にかけてのアドバイスだが、最初の持ち時間1時間では、昼前に時間切れで活動が終わってしまうので、とにかく最初は持ち時間を稼ぐのが最優先となる。

 

しかし、フラッグを1つ取っても基本3分しか増えないので、フラッグを守るアンブッシュなんかしている余裕はない。何しろ、一度出撃すると、7分くらいはすぐ経つので、フラッグ2つ取ってもマイナスになってしまうのだ。

 

それでも敵はリスキルもフラッグアンブッシュもしてくるので、注意が必要。敵を視認すらできず、被弾ということが何度もあった。


ヤバイと思ったら、そのフラッグはすぐあきらめる見切りの良さも必要。

 

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戦況モニターでは、フラッグの色がほぼリアルタイムで確認できる他、各チームの活動状況やポイント円グラフ、特殊アイテム確保数まで把握できる

 

 


必勝法その3、「敵チームが昼休憩中がチャンス」


今回、参加費6千円に昼のバーベキュー代も含まれていたのだが、バーベキュー開催時間は11:30〜13:30の間なので、どのタイミングでバーベキューに参加するかが重要となってくる。

 

これは自分の食べれる肉が残っているかもそうだが、活動時間を延ばす上でも大事なのだ(実際には肉は沢山あるので、なくなる心配より、一度に多くの人がBBQすると焼くのが追いつかなくなる)。

 

というのも、自分は昼前の時点で殺されっぱなしで、フラッグゲットもたった3〜5回くらい、活動時間も減る一方だったので、一位の赤チームが大挙してバーベキューを始めた際に、気を取り直して再度フィールドイン。

 

すると赤チームプレイヤーがほとんどいなかったのもあり、時々敵がいても倒せたりで、赤フラッグを優先に7つくらい一気にゲットできたのだ。

 

その他、リアルタイムの各チームの稼働率が、それぞれパーセントで表示されているので、折を見て稼働率が下がったチームのフラッグを狙うのも有効と思われる。

 

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残り活動時間わずかになったプレイヤーは、この鐘を鳴らして仲間に助けを求める。

 

 

 

必勝法4つめ、「複数で行動が基本。残り時間が少ない人に優先的にフラッグを取ってもらう」


ゲームルールを読んであらかじめ予想はついていたが、効率よくフラッグをゲットしていくには、味方複数で行動するのが基本となる。

 

そして複数のフラッグを行き来しながら、味方でフラッグゲットを回す(同一フラッグでは自分のIDでは15分再ゲットできないルール)のが一番だろうと思っていたものの、実際には行動できないでいた。


まあ、今日がエキストリーム6ゲームをする最初の日なので、あまりエグいことはないだろうと予測。

 

 

しかし、昼のバーベキューが始まる頃くらいに驚愕の情報を耳にする。なんとトップの赤チームには持ち時間カンスト(カウントストップ)プレイヤーがすでに、しかも複数いるそうなのだ。

 

これには驚愕させられた。正直、この日一番の衝撃だった。

 

こっちは開幕1時間で、さんざん殺されながらもやっとフラッグゲットした数、3〜5に対し、彼らは同じ時間で50フラッグゲットはしたことになる。


なぜなら、3時間半で持ち時間カウントストップするルールなので、最初与えられた持ち時間60分に、さらに150分は最低でも稼ぐ必要があるからだ。

 

つまり、1フラッグ3分で単純計算で50フラッグゲットはしなければならないことになる(タイムボーナスもあったが、自分は一度も見ていないし、増えた時間からしても取っていないと思う)。

 

それをゲーム開始からわずか1時間足らずで達成したのだ。そんなことが可能なのかも不思議に思える。


とにかく、同じ時間でこっちが必死の思いで稼いだのが、片手の指で数えられる程度であることを考えると、絶望感を感じるほどの差なのである。

 

というのも、残り活動時間の確保に悩まされ続けたのが、この日一番の苦労だったからだ。


その苦労はまさしく「ワーキングプア」のそれか、倒産間際の「自転車操業」に似ていて、活動時間を稼ぎにフィールドに出て槍働きし、2つばかし旗を取ってヤレヤレと思い、帰って確認すると、時間が増えるどころか返って減っている、という驚愕の事態ばかりだったのだ。

 

「働けど 働けど 我が暮らし 楽にならざる ぢっと手を見る」のまんまで、途中かなりの時間、マークさんやN極さんとセーフティエリアでそんなことを話しながら駄弁って過ごした。

 

 

まあそれはそれで楽しかったのだが、おそれていたことが起こったようである。


要するに、赤チームは複数のユニットに人数分けをして、制圧したエリア(おそらく一番奥側のフラッグ1〜7くらいか)のフラッグを行き来しながら、そのユニット内でフラッグゲットを回すことで短時間に大量に活動時間を増やしたのだと思われる。


1つのフラッグで1時間で稼げるフラッグゲットが20回弱(3分で旗は自動で中立に戻る)として、7つのフラッグだと140回ほど。計算上はゲーム開始後1時間で、カウントストップするプレイヤーが最低2人生まれることになる。

 

 

しかし、実際にはそこまで効率よく回れないだろうし、赤青黄色の3チームの昼までのポイントゲット数に極端な差はなかったので(我が黄チームはかなり遅れをとっていたが、それでも円グラフはパッと見、きれいに3分割されていた)、実のところは違うのかもしれない。

 

が、フィールドに出たばかりのところを狙われるリスキルも、右から入る、特に開けたフラッグ9近くの入り口で頻繁していたので、おそらくは時間に余裕のできた赤か青のプレイヤーが、チーム戦略として行っていたと考えられる。

 

ここら辺もテストマッチを経験したプレイヤーが、1人もいないらしい黄チームが遅れをとった理由だろう。


勝つために何もできなかった、というより、勝つために他チームが仕掛けてきた作戦に、ほぼ絡め取られるだけだったのは辛かった。

 

動画を見てもらえれば一目瞭然だが、同じ黄チームのベテランさんたちの能力は決して他チームに後れを取っていないのに、得点差ではずっと赤青チームの後塵を拝していたのは、実力以上の要素が強く作用していたからだと思われる。

 

要するに戦略・戦術ともにクリーンに過ぎたというか、一見複雑なゲーム性のあるものは、即座に攻略法が発見されるものであるので、それを徹底できたかできないかの差で、仕方ないといえば仕方ない。

 

まだ今回が初回のエクストリーム6なので、おそらく今後ゲームバランスの調整が行われるだろうが、しばらくは「フィールド奥のフラッグ全部を制圧後、活動時間を稼ぎ、余裕のできたプレイヤーからリスキル&アンブッシュでサボタージュ」が必勝法となるだろう。

 

勝つためにはそれが一番効率がいいのだが、全チームがそれをすると、殺伐としたゲームになりかねない。

 


最も手っ取り早くリスキルを防ぐとしたら、突入口を入って5秒間無敵(代わりに攻撃もできない)でバリケードにつく時間を与えるか、突入口を手前だけではなく奥側や全周に設定するかして、リスキルのアドバンテージを減らすと同時に、奥側フラッグを取りやすくするしかないと思われる。

 

現状では奥側フラッグに辿り着くのすら、掛かる時間的にもリスクが高いのに対し、逆に奥側フラッグ守備は背後を気にしなくていいので、本気で守るとかなりの時間保持することも容易だろう。

 

とはいえ、このゲームのためだけに突入口を増やすのも現実的ではないので、奥側と両側にそれぞれポールでも立てて、リスポーン地点を作るのはどうだろうか?同時に多少のバリケードも増やせば、復活後のリスキルもかなり減ると思われる。

 

復活するプレイヤーは、いつものようにIDタグで入場した後、リスポーン地点まで銃を掲げて行き、復活宣言して5〜10秒(「復活しまーす!5.4.3.2.1.ふっかーつ!」みたいに)でリスポーンするという形にすれば、少なくともリスキル狙いは減少するはず。


やはり初心者も楽しいゲームにするなら、最低でもリスキルはなくすゲームバランスは必須と思われる。

 

せっかく楽しいゲームシステムなのに、回が進むにつれリスキルのえげつなさがエスカレートしていき、「エクストリーム6?エクストリームリスキルじゃね??」なんて変な噂が立って参加者が減るとしたら残念です。
ここは早急に対策が望まれるところでしょう。

 

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運営の愉快なカウボーイのお兄さん。ゲーム後も話を盛り上げてくれて楽しい時間が過ごせました。こういうきめ細やかさが、やはり老舗らしいところ

 

 

とはいえ、シールズは10周年を迎える老舗フィールドらしく、飽きのこない面白い構成で、笹藪なんかの雰囲気がベトナムのクチトンネルそっくりだったのが印象的でした。

 

あのフィールドでベトコントレイル戦やったら、アンブッシュする絶妙な場所も至るところにあったし、超絶面白そう。


ついでに条件を満たすと、キャットウォークからヘリのドアガナー役の支援もあったら最高ですね。


今思いつきましたが、ゲーム最後にはマリーンが全員キャットウォークに上がって、エリアス軍曹役のプレイヤーをキャットウォークからの支援射撃だけで、逃がせるかを競うのも面白いのでは。エリアスは3回目の被弾で派手に死亡、となるのはいかがでしょう??


そう、まさに「プラトーン」の名シーンをまんま再現するですよ。あの音楽を流し、音響グレネードなんかも使ったら盛り上がることでしょう(*´꒳`*)

 

 

さて、シールズでのイベントゲーム「エクストリーム6」について必勝法なんかをつらつらと書いてきて、最後はかなり脱線してしまいました。


フィールド自体の面白さや運営のきめ細やかさ等は、屈指のものであり、自分としては過去最高に面白い野戦フィールドとして、とても印象に残りました。

 

そうそう印象的といえば、たまたまセーフティゾーンで隣だった赤チームの方が、この日最高の66フラッグゲットで表彰されたことも驚きでした。


セーフティで駄弁っている時、「カンストプレイヤーがもういる赤チームに勝てる訳ねー」とか言ってましたが、そのカンストプレイヤーがすぐそばにいた訳です。あんまディスらなくて良かった〜囧rz

 

ということで、千葉老舗アウトドアフィールド「シールズSEALs」さんの、6時間耐久ゲーム「エクストリーム6」への岡山からの参戦記でした。
また機会があれば是非参加したいフィールドでした。今度は、リスポーンなしの1ライフ2フラッグ戦、つまり通常ゲームをやってみれたらと思います。


野戦フィールドとしては、国内海外問わず過去最高レベルに面白いフィールドだったのは間違いなかったけれど、じっくりその深みを味わうことが今回はできませんでした。


しかし、世界でも屈指のよくできた、攻守のバランスのいいフィールドだと感じました。リスキルについては、どのフィールドでも、されたらもうどうしようもないでしょう。


なので、海外のプレイヤーにもっと広く認知され、コスプレゲーム以外にも、「エクストリーム6」のような日本独自の楽しみ方を見せつけて、「さすがエアソフト発祥の地、ニッポンだ!自分も実際に行ってプレーしたい!!」と有名になることを期待しています。

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 cheerio.hatenablog.com

 

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