「千鳥と同郷のタクシードライバーが千鳥について考察その3」

「大悟の滑らないグラタン話と私」

#千鳥#グラタン

 

地元ならではのエピソードに触れたいですが、千鳥の二人は学年としたら五年くらい下なので、学校越しに伝わってきた話とかもなく、ましてや直接的な接点もありません。

 

ただ、千鳥という芸名は、地元民ならすぐピンときたと思います。

 

千鳥は、笠岡市立高校の愛称で、私の母校でもあります。
千鳥の二人は、すぐとなりの笠岡市立商業高校出身ですが、地元で進学高として通っている千鳥の名前を芸名にしたことは、地元民として理解できないことではありません。

 

都会じゃ想像できないでしょうが、田舎では私立より公立の方が、高校では頭が良いとなっていて、ちらほら東大合格者も出ます。


ちなみに、大悟は笠岡諸島の一つである北木島の出で、ノブは笠岡市の北隣りの井原市芳井町出身です。
私の実家はその中間あたりの笠岡市の本土側になります。

何にもないですが、地震や台風も少なく、温暖で住みよいところです。

 

東京でタクシードライバーの仕事をしてきて、そうした岡山の田舎から出てきた話をすると、大体のお客さんが不思議と優しくしてくれます。

一度はモンスターペアレントがモンスター乗客になって大弱りした(大変困ったという岡山弁)際も、何だかんだこの話で最終的には仲良くなったこともあります。大田舎と千鳥に感謝。



岡山のどこと訊かれて、千鳥の大悟と同じ笠岡市と言っても、関東の人には漠然としか分からない様子ですが、ノブの田舎は人間よりイノシシの方が多いと言うと、みんな笑ってくれます。私の鉄板アイスブレイカー話になりますw

私の実家近くもイノシシばっかりなんですけどね。

 


話は変わりますが、大悟のお姉さんがとなりの広島県福山市で飲食店をされているそうです。ちなみに店名は「千鳥」w

ここ何年か地元に帰っていないので、まだ未確認ですが、帰省したら食べに行ってみたいものです。


あ、飲食店つながりで一つ接点がありました。といっても、テレビでトークする大悟のネタから知ったので、ごくごく薄い接点ですが。

 

確か「滑らない話」だったと思うんですが(違いました)、大悟が家族で、本土の喫茶店にグラタンを食べに行くというエピソードです。

 

大悟のお父さんは、グラタンを初めて食べた時、知らずに食べてあまりの熱さにヤケドして、笑われたそうです。

 

大悟に、都会(島から見た本土)にはグラタンという食べ物があると重々しく語る父親。

この時点で、あのお父さんのキャラクターもあり、不思議なおかしさで笑いがこみ上げてきます。


そして、大悟と熱々の味噌汁で練習して、いよいよ本番。。となるのですが、練習のし過ぎですでに舌をヤケドしていて、味もなんも分からんかったというオチです(でも志村さんとのトークで、一番好きなのはグラタンとも言ってました)


大悟らしい家族愛と、島ペーソスあふれる、ほほえましいエピソードですね。

 

この話に出てきた喫茶店が、私が大学一年の夏に帰省してバイトしていた「喫茶ダン」で間違いないと思います。


エピソードトークでは、店名は出なかったですが(出てました)、島からの船着き場からすぐのショッピングモールは当時から一つだけで、中にある喫茶店も一軒だけでした。

 

後にホテルシェフに転職したチーフの作る洋食は本格的で、大量に仕込む日替わりランチがすぐ売り切れるくらい人気がありました。厨房はまるで戦争でした。

グラタンは手間かけてホワイトソースから作っていて、カレーも絶品だったのを覚えています。

 

残念ながら今はもう店はありませんが、大悟のグラタンのエピソードが1992年の夏の出来事なら、ニアミスしていたことになります。
まあ、熱々のグラタンをわざわざ夏に食べるとは思えませんが。

 

でも、あの昔ながらの喫茶店の黒いビニールシートで、目を白黒させながらの大悟初グラタンだったんだろうな~と思うと、つい微笑ましくなってしまいますね。

あのグラタンが大悟にとってグラタン好きになるキッカケとなり、“俺のファイブスターグルメ”にもなっていたとしたら、何だかうれしいです。


以上、自分にとっての青春の日々も思い出させてくれる、千鳥のエピソードでした。

 

大悟グラタン話

大悟グラタン話2 志村けん