171007〜9 東京サバゲ遠征でシスターとシールズ行ってきました
ギャリーオーウェンさんの遠征に同行させてもらうことになり、金曜の夜に岡山を出発。夜走りで朝に埼玉のCQBフィールド「シスターSISTER」に到着となる。
ちょうど移動と重なるように雨雲とレースしつつだったのだが、やはり現地は雨で水たまりも多数、運営の人とも相談したがゲーム参加を見送ることになる。
しかし昼には雨は上がり、常連さん10人くらいは来てゲームしたと翌日聞かされる。ウソだと言ってよバーニィ。。
2日目日曜日 シスター定例会参加
快晴、というか夏。ゲーム参加者100人超だったそうだが、多過ぎることもなく、タクティカルなゲームで一日中楽しめた。昨日あれだけあった水たまりが完全になくなっていたのにも驚きました。
昼休み休憩の1時間を除いて、ほぼインターバルなしの連続ゲームというのもゲーム数をこなせて良かったです。
自分のゲーム内容としては、あくまでいつも通りの自分の仕事ができたので、その部分では満足。
反面、真正面からの撃ち合いでは一度しか倒すことができず、射撃スキルの差を強烈に印象付けられた。常連さんのクイックピークからの一撃の正確さは、まさに職人芸でした。
ダット付きのVSR10を、肩の上にのせる独特の構えで、CQBで初弾に全てをかける運用をしている人が一定数いるだけでも、岡山の田舎モンには驚きです。
だってねー、スナイパーライフルですよ、スナイパーライフル。近接戦闘じゃ最も取り回しが悪いのが常識じゃないですか?
それをレスポンスの鋭さで、初弾が相手に速く届く、ゼロコンマ数秒のアドバンテージに着目してメインウェポンにするなんざ、ぶっ飛んでてなんかうれしくなってきます。サイドアームをあえて装備しないのも、VSRのシンプルさゆえの信頼性よりも、プライドと潔さを感じさせてくれて、「その意気やヨシ!」って感じですね。
またもちろん揃いのTシャツを着た常連さんたちも、パーソナルカラーにした銃を自由自在に操って、強烈な一撃をお見舞いしてくれました。それはサバゲーというより、ペイントボールのテクニックにより近いものと言えるだろうけれど、スキルは確かなものでした。
●岸和田バディと埼玉シスターの違いとは(当社比)
バディでも見えてても見えないアンブッシュができました(^o^)
岸和田「BUDDY」との体感での印象の違いをあえて表すなら、「クイックのSISTER、カチコミのBUDDY」といった感じです。
クイックピークからの一撃の鋭さに代表される、職人芸的射撃スキルに優れているシスター。
対して、バディは団体による圧倒的な圧力が特徴で、怒涛のカチコミの破壊力はまさしく岸和田だんじり祭のそれのようでした。
しかしこれは自分が経験した、1ライフルールのシスターのゲームと、簡単に復活できるカウンターカチカチメディックのバディのゲームのルールの違いによるところが大きく、シスターの常連さんたちの連携レベルと攻撃力はバディに特段劣る印象はありませんでした。
まあそれも自分の中では合点のいくもので、ニュージーランドの複数のチャンピオンチームのゲームにそれぞれしょっちゅう参加して、最も実感したことと重なるからです。
それは、「ピラミッドの頂点は、どこもさほど差はない」という事実です。チームは違ってもニュージーランドのトッププレイヤーたちのスキルの差に決定的なものはなく、それらと比べた日本のトッププレイヤーたちのスキルも、おそらく誤差の範囲に収まるはずです。少なくとも自分は極端な差みたいなのは感じませんでした。
最終的には、個々やチームとしての実力を出し切れるかの、メンタルの部分がモノを言うようになると思います。
ただ、もう一つシスターの印象を言うなら、スナイパーライフルをCQBで使える、という意味自体がシスターというCQBフィールドのゲームスタイルも表していることです。
もちろん集団でのアタックモメンタム(攻撃衝力)も劣らないほど大きいですが、ほぼ立ち止まったら負けのバディに対し、カバーからの一瞬の刺し合いを制する「静的な戦い」がシスターの大きな特徴なのです。
それがどういうことかと言うと、スナイパーライフルの持つデメリットを突かれれば、案外脆いかもしれない、という可能性です。
距離を一気に詰められたり、横に走られるのが、一発勝負のスナイパーライフルで最も対応が難しいシチュエーションであり、言わばガラパゴス的に進化誕生したCQBスナイパーライフル遣いが、それをスクワッド単位でしてくる相手に対処できるのかという疑問です。
たとえ初弾で1人倒しても、コッキングする間に狩られてしまうでしょう。
同じく、いくらクイック等の個人技が優れていても、回り込まれてしまえば、それまで前方に集中力の多くを振り分けていた分もろく、実際に3度裏取りに成功しました。
内2回は動画に残っているものの、自分の中で会心だったアンブッシュからの裏取りが、カメラのスイッチ入れ忘れで残ってなく、仕方ないので文字で起こそうと思います。
「会心のアンブッシュからの裏取り」
右奥スタートからのダッシュで敵地深くの、味方からは丸見え、でも敵からは死角の壁に張りつく。
ちょうど言わば半円状に壁に囲まれていて、両脇が侵攻ルートになっているものの、隠れるバリケードもないので、フィールドとしては全くの死地となっている場所に目を付けていたのです。
しかし半円状になっているのがミソで、前を向いて進行する敵は、壁を出たところで後方になるこっちを見ることはないだろうという判断。
午前中は味方の赤が圧倒的だったので、午後から黄色チームに加わったらしい敵の尖兵がムチャクチャ強く、たった3人くらいで戦況をイーブンにするくらいの活躍だったので(実際に負けたり勝ったりの白熱した戦いになった)、その強敵スクワッドをマークしていたところ、やはり先陣を切ってやってくる。
予想通り、壁から出て侵攻する敵は、敵のテリトリーであり、バリケードもない袋地であるこっちを見ることもなく、どんどん進んでいく。あまりに速すぎて射撃のチャンスもないかもと思えるくらい。
それでも右を抜けて行った、その強敵スクワッドの2人目をまずゲット。もう1人倒し、左側に来た敵もゲット。
しかしソーコムmk23の静かな発射音もあり、誰にも気づかれずにアンブッシュを続ける。撃たれた誰もがヒットコール後キョロキョロするものの、盲点過ぎるのか、誰も自分のいる場所すら見ない。
多分味方からの流れ弾だと思っているだろうが、自分としては自分の居場所が露見する可能性はできるだけ減らしたいので、身じろぎもせずアンブッシュを継続する。
あらかた敵が通り過ぎたところで行動開始。
左からそろりと壁裏に潜入した時点でフィールド端に近く、同時に裏取りにも成功。無防備な敵の背中から狩っていくが、最後は気づいた敵に撃たれて終了。
しかし、自分でゲームを畳んでしまえると思ったが、ベテランの常連プレイヤーはさすがに状況把握も早い。ほぼ無音で後ろから味方が減っていく事態にも素早く反応し、対処してくる。
やはり「東のSISTER、西のBUDDY」と、共に日本のCQBの双峰として讃えられることはあると実感することとなった。
以上がゲーム参戦記となります。シスターのフィールドはバディと似ていて凶悪なバリケードもない、つまりは“待ち”の方が強いということもなく、とてもバランスのいいCQBフィールドでした。
いっつも同じところにアンブッシュする芋スナが、1人もいなかったのがその証拠であると言えるのではないでしょうか。
また中央ヤグラの上から見るゲームがまた面白く、数々のテクニックや名勝負をアリーナ席から堪能できました。
そんな日本を代表するCQBプレイヤーさんたちを相手にして、正面からでは歯が立たなかったものの、岸和田バディに続いて自分の戦い方が通用する手応えを得れたのは、いい経験となりました。心理戦に持ち込めば、超絶的なスキルを持ったプレイヤーでも、思い込みからは逃れられないし、そこにこそ付け込む隙ができてくるものです。
さあ、明日は千葉に移動して、老舗野戦フィールド「シールズSEALs」さんでのイベントゲーム「エクストリーム6」に参戦です。