#2021年F1面白い#ハミルトン嫌いな理由


レッドブル・ホンダ F1分析:フェルスタッペの輝きに賭けたタイヤ戦略 / F1アメリカGP 決勝 【 F1-Gate .com 】

 

今季一番の見応えあるレース。ハミルトンの悪運も潰えたか

 

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2021年のF1サーカスも、このアメリカグランプリを含めて残り六戦。

 

前戦トルコグランプリが終了した時点で、なんとかリードを保っているレッドブルホンダだったが、メルセデスは前戦でなんらかのデバイスを導入したこともあり、直線スピードが大幅にアップしている。

そして、このアメリカグランプリはメルセデス常勝のサーキットでもあり、メルセデスが圧倒的に優位との下馬評だった。

 

しかし、ふたを開けてみると、なんとレッドブル大健闘!

 

。。どころか、最後までもつれた予選では、二位のハミルトンを0.2秒以上引き離す完璧な走りで、フェルスタッペンがポールポジションを獲得♪

ラストラップまでトップだったレッドブルのペレスは、ハミルトンにわずかに及ばずに三番グリッド確定。思えば、この激しいポールポジション争いが、決勝のバッチバチのバトルを予感させてもいた。

 

 

そして決勝。日本時間で早朝四時スタート。わざわざ休みを取ってネットカフェで待機していたが、興奮しているのと、読んでいる「ヴィンランドサガ」が面白いせいで、仮眠もろくに取れなかった。

 

スタートでハミルトンに先行され、実に嫌な思いになったが、気が抜けたのか、いつの間にかうたた寝してしまい、ハッと起きるとまたフェルスタッペンがトップに返り咲いていた。

 

どうやらコース上で抜いた訳ではなく、アンダーカット(ピットインのタイミングで前に出ること)に成功した様子だったが、タイヤが八周分も新しいハミルトンは圧倒的なペースで詰めてくる。

 

この舞台裏で、どれほど凄まじいまでのマージンの少ない駆け引きが交わされていたのかを記事にしたのが、冒頭のリンクになる。実に読み応えがあります。

 

 

そして、最後の最後までハミルトンに追い上げられたものの、大人のドライビングを見せたフェルスタッペンの見事な勝利だった。この勝利はデカい。

 

 

 

これが二つめの分水嶺になるか?!

 

今年2021年は、ハミルトンがフェルスタッペンに引っかけて高速クラッシュさせたイギリスGPが、一つのターニングポイントだった。

 

アレで0ポイントに終わったフェルスタッペンに対し、10秒ストップのみという、ハナクソみたいなペナルティのみで勝利し、25点という大量得点をせしめたハミルトンが、前半戦の連敗をほとんどチャラにしたのだった。

 

その後も、マシンの改良は違反になる今季ルールにもかかわらず、謎の最高速アップや曲がるフロントウイングで速くなったメルセデス

 

 

なので、ラスト5戦で、不利と言われたアメリカGPを取れたことは、これも大きな分水嶺になる可能性が高い。

 

 

今年のハミルトンは、コースアウトしたら偶然セーフティカーが出て助けられたり、チームメイトのボッタスがライバル一掃カミカゼアタックしてくれたり、悪魔と契約したのか?と思えるくらいの悪運に助けられてきた。こんなに悪運使っていたら、来世はバッタにでもなるしかないくらい。

 

それがここに来て、アメリカGPラスト数周で、バックマーカー(周回遅れ)だったシューマッハの処理が、フェルスタッペンに有利に働いたことで、ハミルトンはオーバーテイクの射程距離に入ることが出来なかった。

 

7タイムスチャンピオンとしての人望なんか毛ほどもないが、ついに運までハミルトンを見放した瞬間だったかもしれない。

ハミルトンは残りのレースでも、パワーユニット交換によるグリッド降下ペナルティの可能性が高くなっているそう。

 

 

ハミルトンが嫌いな理由

 

ハミルトンはこれまでも聖人君子面しておきながら、負けたらすぐ言い訳したり、ライバルのルール違反をネチネチと示唆してみたりと、まったくもってSir.の称号にふさわしくない言動ばかりをくり返してきた。

 

BLM(黒人の命も大事だよ運動)をこじらせて、批判されるとすぐ差別問題を絡めたり、周りの者に反論させたりで、実に美しくない。

 

そのくせ自己顕示欲は人一倍あるから、他のF1ドライバーたちにBLMのお揃いのTシャツをレーシングスーツの上に着させるのに、自分はシレっと違うTシャツを羽織ったりしていた。

 

挙げ句に、イタリアGPのダブルリタイアで、ハミルトンにフェルスタッペンのリアタイヤが当たった件で、さんざんフェルスタッペンを非難して負傷も強調しておきながら、驚くことにその翌日にレッドカーペットを歩くためだけに、イタリアからニューヨークまで行っているのである(しかも、スカートみたいな衣装だったから、それも物議になっていた)。

 

 

いやいやいや、アンタがイギリスGPでフェルスタッペンを弾き飛ばした時、51GものGだったから下手したら死んでたかも知れないんだよ。去年F2で事故死したアントワーヌ・ユベールで81.8Gだから、故意でフェルスタッペンに引っ掛けていたとしたら殺人未遂だろう。

 

そして、他車の後輪に自車の前輪が接触したインシデントで、他車はリタイアで自分は何ともなくて利益を得た回数が異常に多いのがハミルトンなのである。

偶然にしてみたら、決定的な場面でソレが起こっているのが不自然なほど多い。そして、その決定的な場面は、ギリギリのところまでハミルトンが追い詰められた状況で起きている。

アルボンに抜かれるのが確実だった場面もそうだし、フェルスタッペンの時も、連敗続きで、「ホンダエンジン“は”速くなった」などと、言い訳とチートの暗示で、チャンピオンにふさわしくない言動しているさなかだった。

 

そして、ライバルを事故に追い込んでから優勝したイギリスGPでの、ハミルトンやメルセデスのあの異常なはしゃぎっぷりである。

それこそ、一言も無線でフェルスタッペンの容態を訊きもしなかった。ドクターヘリで搬送されたにもかかわらず。

 

なので、それよりずっと軽傷だったイタリアGPで、上に乗り上げたフェルスタッペンが、自分の状態を確認しなかったとハミルトンが責めるのは、お門違いも甚だしいのだ。

 

そもそも、フェルスタッペンは、ハミルトンがバックしようとしているのを確認しているので、ピンピンしているのは重々承知していた。

ハミルトンがフェルスタッペンを責めてみせるのは、自分が生存確認をしなかった後ろめたによる、防衛機制が大きいのではないだろうか。

 

何度も言うが、ハミルトンは負け出すととたんにヘタレになってブーブー言い出す。そのくせ、自分の才能にはまだまだ自負があるから、相手のアラ探ししか出来ない。

ラッセルがチームメイトになり引導を渡すと、今度は電撃引退して、ハリウッド俳優が本当はやりたかったことだったとか抜かすんじゃないかと、個人的には踏んでいる。

 

 

 

。。まあつらつらとハミルトンに対する恨みつらみを述べさせてもらったが、去年までのF1をつまらなくしていたのは、どんな汚い手を使っても勝とうとする、チャンピオンハミルトンのせいだったと自分は考えている。

 

横綱相撲?笑わせるなである。メルセデスとハミルトンが去年までボロ勝ち出来ていたのは、今のレギュレーションに変わる前から、FIAとの癒着により、メルセデスが先行開発していたリードがあったからに他ならない。

 

そして、時にはエンジンパワーを抑えてまで三味線をひいて欺き、ハミルトンもオオカミ少年のように、言っていることとやっていることに一貫性がなかった。

 

しかし、今年は違う。ホンダは前倒しで開発を終わらせ、メルセデスに真っ向から立ち向かえるパワーユニットの投入に、ついに成功した。正式参戦としてはラストイヤーである、ホンダの意地だろう。

 

そして、それを駆る現役最速ドライバーであるフェルスタッペンも、いよいよ成熟度とカリスマ性が、あのアイルトン・セナに似てきている。

 

今年2021年のF1サーカスにおいて、鈴鹿でのレースが、政府当局の事なかれ主義で中止に追い込まれたのは、返すがえすも惜しかったが、今年こそはフェルスタッペンにドライバータイトルを獲得して欲しい。

 

思うに、ハミルトンがここまで悪役としてキャラが立ったのも、フェルスタッペン勝利によるカタルシスを、より大きくしてくれる為である気がしないでもない。

 

ということで、残り五戦はいよいよ目が離せないということで、来年に繰り越せない有給日を使い切ってでも、リアルタイムでホンダ勢とフェルスタッペンを応援したいと思う。