○カプセル怪獣とトヨタ車

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カプセル怪獣トヨタ車 


ウルトラマンセブンである諸星ダンが使役していたカプセル怪獣は 、捕まえたモンスターを味方にする、 ドラクエ5ポケットモンスターの元ネタとも言えるが、 そのワクワク感もまた、しっかりと各作品に引き継がれている。


何らかの事情で即座にウルトラマンセブンに変身できない諸星ダンは、カプセル怪獣を出して戦わせていたが、 しょせん時間稼ぎなのかすぐ劣勢になり、 結局はさっそうと登場したセブンがオイシイところを全部持っていっていた。


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しかし、特にウィンダムミクラスはデザインが秀逸でもあり、 けなげに戦う姿をガキんちょなりに必死に応援していた。


それなりに頑張って戦っていたので、 カプセル怪獣一体だけ出すのではなく、 複数体を同時投入していたら、 勝てる怪獣もいたのではないかと思うが、 セブンが助けに入ったり、強さを見せつけることで、 怪獣との主従関係を再認識させるという大人の事情でもあったのかもしれない。
 
まあそれはいいとして、 改めて見てみてもカプセル怪獣のデザインは素晴らしい。いや、 セブン関連だけ図抜けてデザインの完成度と普遍性が高いのだが、 特にウィンダムは好きなデザインである。


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とまあ、 さんざんウルトラマンセブンネタで引っ張ってきたのだが、 ウィンダムといえば、かつてトヨタ車にもあった同名の車である(強引)。

それなりのインパクトをもって市場に迎えられたと記憶している。


トヨタ車としたら、異端というか奇抜なデザインなものの、 そのデザインの完成度は高く、当時トヨタ鳴り物入りだった「 スカイフックサスペンション」もウィンダムのCMで高らかに宣伝していた。

 

しかし、どちらも時代の仇花だったのか、 ウィンダムもスカイフックサスペンションも、 代を重ねて凡庸になっていき、今ではその名はなくなってしまった。


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↑この「パイロット御用達」のあざといイメージ戦略は、初代カローラの「プラス100ccの余裕」同様にトヨタらしい。

 


が、令和になってフルモデルチェンジした新型カムリを街中で見掛け、 そのデザインをゆっくり観察してみると、 トヨタウィンダムにも感じたカプセル怪獣のデザイン要素を確かに感じるではないか。エキセントリックながら、それだけが持つ、 よく練られた造形美がそこにある。


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しかし、あのグリル形状は、変なリフト(揚力) を発生させていやしないかと、見る度にモヤモヤ~としてしまう。



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前輪駆動ながら堂々とした良フォルムであり、田舎者が頑張って着飾ったようなレクサスやクラウンよりはよっぽどデザインがクリーンで、オリジナル性もある。

 

願わくば、カプセル怪獣のように、一時しのぎではなく、日本車ならではの美意識を今後ももっと掘り下げていって欲しいものだ。

昔の走り屋は、車を潰して速くなった?!

昔の走り屋は、車を潰して速くなった?!


かつては走り屋の共通認識として、「車を潰して速くなる」 というものがあったように思う。
この場合、“潰す”というのは、乗り潰すというより、 事故って廃車の意味合いそのものになる。何台潰したってことが、 自虐でもあり、またある意味勲章でもあったのだ。


「愛車を廃車にすればするほど速くなる? 事故るってことは下手くそってことじゃないの??」


そう。矛盾しているように聞こえるかもしれない。しかし、 本当の限界を知らないままに、 ただアクセルをバカ踏みしてしているだけでは、 いつまで経っても“車に乗せられている”だけに過ぎない。 愛車とはいえ、それでは車がご主人様なのだ。


しかし当然、限界を超える瞬間はやってくる。 コントロールを乱した車は、いきなり裏切り者と化し、 時には命をも脅かす。


結論から言えば、事故を経験することの最大の利点は、「 マージンの取り方」 を皮膚感覚として身に付けられるようになることに尽きると思う。 これ以上はヤバいラインを100とすると、その手前80まで、 状況によっては90まで持っていける客観性。


もちろん、マージンの取り方は人それぞれだが、 自分を客観視できる冷静さを持つことこそが、 車の限界を探りつつも、 万が一何かあっても対処できるような心の余裕を培っていく。

ドリフトは、タイヤの最初の限界を超えてから始まるが、 それを文字通りの“終わり”にしないためには、 経験がモノを言うのだ。

 

 

車の三つの走行フェイズ 青黄赤

車が普通に走っている段階を青とすると、 タイヤの限界を超えてもコントロールできているドリフト状態は黄色となる。完全にコントロール不能なのが赤。


この黄色をいかに保てるかが腕の見せ所でもあるが、最初の限界を超えること自体が通常では経験できない「非日常」 なことなので、その極限状況でも冷静でいられるか、 心の余裕を持っていられるかが重要になってくる。


そして、 こればっかりは教えてもらって身に付けられるものではないので、 自分で「車を潰して」学ぶしかなかったのだ。

 


しかし、その痛みを噛みしめて得た学びは、 必ず本当の速さとなって、 何ものにも代えがたい財産となることを、 昔の走り屋は身をもって知っていたように思う。


そうなって初めて、愛車の「ご主人様」になれたのだ。かつては。


今は車が速くなり過ぎていて、 青からいきなり赤になるパターンが多い。
ドライバーを育ててくれる車が少なくなったのは残念なことだとつくづく思う。

山ちゃんレオレオのお笑いマンガ道場プロレス


2020/12/10たま結びはレオレオ神回だった - 海外でサバゲをやってみた Ninja St☮g plays Airsoft in the world

以前エントリで、山里亮太(山ちゃん)vs土屋レオ(レオレオ)の、かつての「お笑いマンガ道場」の富永一朗鈴木義司を彷彿とさせる、言葉のプロレスが面白いと書いた。

今回は、2020年終わりに勃発した、二人の言葉のプロレスラーによるロックアップ(プロレスの手と手を組み合う前哨戦)が実に良かったので、報告しよう。

また、しばらく鎮火していたこのプロレスが再開されるキッカケとなったのが、プロレスを愛する博多大吉師匠ということで、大吉先生を「たま結び影のプロモーター」と呼ぶことにしよう。

 

キッカケは大吉先生恒例となっている、水曜日エンディングトークでの、木曜日担当レオレオへのムチャ振りキャッチフレーズから始まった。

かつては、「ニセヒカキンと言われる土屋さん」「国分寺のドフラミンゴと言われる土屋さん」などと具体的で、翌木曜日のオープニングトークで、それを踏まえた小ボケで自己紹介をするレオレオだった。

ドフラミンゴを知らないながらも、コスプレまでして必死に対応していたレオレオだったが、若干滑りぎみな時もあるので、大吉先生も飽きてきているのかな、と一リスナーとして感じていたこの頃。

 

が、ここで12/16(水曜)に、「第四位」という大喜利みたいなキャッチコピー宿題を出されるレオレオ。

さんざん悩んだレオレオは、最後まで悩んだ結果、「日本放送に四番目に呼ばれにくいタレント、土屋レオです」という、なかなか絶妙な返しを繰り出す。

これは赤江珠緒さんにも好評だったのだが、ポロッとレオレオが洩らしたのが、「山ちゃんだったら一位かも」という一言。

つまり、日本放送と山ちゃんのビミョーな関係性を軽く揶揄したんですな。

 


これが翌週のたま結び火曜日恒例の「おばあちゃんのつぶやき」の失言回収コーナーで拾われます。火曜日パートナーの山ちゃん当然ヒートアップwww。戦争再発です。

 

「覚えてろよ!」とマイクパフォーマンス(笑)の山ちゃんに対し、大吉先生に今度は「第十二位」というキャッチコピー宿題をもらったレオレオが、「山ちゃんだったら(第十二位を)いい答え出んじゃないの」と煽り返す。

 

いや~、このトムvsジェリーの“仲良くケンカ”してる感がたまりません。

大吉先生狙ってはいないでしょうが、絶妙な燃料の追加具合もサイコーです。

 

今回はここで途切れたみたいな感じで残念ですが、また二人の言葉のプロレスが楽しみです。

山ちゃんが、たま結びだけでみせる物まね、「インコ師匠」と「スーパーアキダイバイオレンス店長」に対抗できる武器を、レオレオが手に入れたら面白そうなんですがね!

いや、彼のイジラレ体質でも充分武器になってるか。

 

しかし、この手の良い意味でのプロレスって面白いですね~。

神田伯山を巡っての、滝沢カレンホラン千秋の、正妻と二号さん戦争も抜群に笑えます。M-1グランプリより面白い。

 

テレビ番組「伯山カレンの反省だ」は、あの東野幸治もファンなくらい、独特の面白さのあるコンテンツです。

野村監督亡き後、唯一無二となった至高のボヤキ芸をみせる神田伯山。そして、それを予想不能の一言で迎撃する言葉の天然魔術師、滝沢カレン

 

この二人のやりとりが、予定調和を絶妙に狂わせて、これまでにない言葉のプロレスとなっています。

 

そこへ割って入ったのが、正統派アナウンサーの腕を持ちながら、長年泥水をすすりながら這い上がってきたホラン千秋という、最強の刺客。

登場早々に、番組における滝沢カレンのポジションを狙う発言のホラン千秋ホラン千秋のヨイショ(ヨイショしながらデートロケは断固拒否w)にデレる神田伯山の醜態もあり、滝沢カレンも「燃え上がるムカムカ感」と、過去見せたことのない嫉妬モードに入ります。

正妻vs二号さん戦争勃発!

 

「伯山カレンの反省だ」は前半のロケを、後半のトークで反省していく番組で、この日は渋谷のパン屋で伯山ホランの二人がロケ。

 

情報番組をつまらなくしている元凶である、従来通りのロケ技を伯山に調教しようとするホラン千秋だっだが、伯山が大人しく従う訳もなく。

いや~、伯山の言葉で死んだ魚の目になるパン屋夫婦が、ロケ番組にあってならざるもので最高でした。つまらん予定調和は、今の時代はスイーツ向け番組以外、誰も求めていないのです。

 

そしてスタジオでのフリートーク。塩対応とまではいかないものの、トゲを隠しきれない滝沢カレンに、なんとか食い下がるホラン千秋。それをアオって笑う神田伯山。面白かったです。

 

さらに後日、神田伯山とホラン千秋の二人でのラジオ年末特番が文化放送で決まります。

これには滝沢カレンも苦虫を噛み潰した表情だったwwと伯山先生。

 

radikoで後で聴きましたが、ホラン千秋がまるで、“しっかりしている赤江珠緒”みたいで、思っていた以上に面白く、二人の掛け合いも息が合っていました。ほぼ確実にレギュラー化されるはず。

 

となると、第一回ゲストにカレンちゃんが呼ばれたりで、これから正妻vs二号さん対決がまだまだ盛り上がっていきそうで、これも楽しみです。今ラジオが面白い。

 

 

#たま結び#赤江珠緒#山里亮太#土屋レオ#大吉先生#神田伯山#滝沢カレン#ホラン千秋

ビートたけし、マヂラブネタを強制終了「これ、優勝しちゃったの?」

家にはもう何年もテレビがない。なければないでスッキリしていいが、M1グランプリがみたくなってもリアルタイムでみれない。

 

で、二日くらい遅れで、GYAOでネタだけあったのでちょこちょこチェックしてみた。

しかし各ネタ区切りで順番もバラバラになっている。さらに全体通しでみれないので、司会進行も審査員評も点数もないのでは、どう盛り上がっていたのかさっぱり分からない。

 

驚愕したのが、マジカルラブリーのつり革ネタが優勝したネタとは思えなかったこと。動画の順番が最初だったことも影響しているのかもしれない。いわゆる、“あったまった”状態でみれた訳ではないから。

冒頭はちょっと動きで笑えたが、途中からマンネリ感があり、明らかに失速していくように感じれた。

 

これはあらびき団案件で、東野さん藤井さんがいてこそ、笑いが引き立つのではないだろうか。薄味ではないが、弱いとしか言いようがない。

優勝するに値するというなら、何年後かにみても笑えるものでなくてはならないはず。

 

これを最高に面白いという空気があったなら、それはその場の「同調圧力」みたいな、今の日本ならではのものがあったからじゃないかと思う(また、M-1グランプリ後も、つまらなかったという感想を述べることも、非難されるような空気感があるのもそう)

 

というか、ほかの決勝ラウンドに進んだ組も去年に比べると小粒感が否めない。

一番仕上がっていて好きだったのが、インディアンスだったが、決勝ラウンドにも進めなかった。

マジで??観客を、かまいたちのレベルでいじれたの、唯一インディアンスだけだったけどなー。相当のウデがないと無理だよ。

あとは、見取り図、錦鯉、オズワルド、ニューヨークの順で面白かった。

でもどれも今一つ爆発力が足りない。去年2019年が面白すぎただけなのか?

 

ネットを調べてみると、思った以上に論争になっていた。特にマジカルラブリーとおいでやすこがへの評価が割れている。

漫才だ。いや、あれはコントであって漫才ではない。の水掛け論になっているが、それも違和感がある。

 

他にネットで面白かった意見が、ミルクボーイの「これ漫才ちゃうか?」のネタになるというもの。上手い!

 

あと、「生で見ると面白いのではなく、面白くないと言えない空気が面白いと言わせているんだよ。鬼滅と一緒。」

も鋭いと思った。

 

個人的には、単純にあまり面白くなかったことに尽きる。レストランのネタも、ひたすら歌い続けるネタも、ツッコミを無視する目新しさはあるが、例年の最終決戦に残れるほどであるかというと疑問が残った。てかどちらも無駄にしつこい。

 

また、漫才かそうでないかの議論では、センターマイク一つで完結しているかも基準になると思うが、ラジオで聴いて笑えるかどうかも基準になるのではないだろうか。

“話術の素晴らしさ”を楽しむのが、漫才の大きな魅力であるからだ。

その点、映像の有り無しが笑いに大きく影響するのが、コントと漫才の違いのような気がする。

 

叶うことなら、漫才の定義や基準については、松ちゃんがきっと彼なりの一家言があるはずなので、それを明らかにしてくれたらと思う。

これまでも松ちゃんは、日和った評価なんて一回もつけていないし、面白ければ何でもいいという基準でもないはず。

(後日、松ちゃんの見解がネット記事になっていた。消える魔球を見た、プロと素人との反応の違いと捉えていた。飛び道具としては認めているけど、松ちゃんは最終票はおいでやすこがで、マジカルラブリーに入れてないから、面白さでは劣ると見てたのかな?)

 

しかし、今回の騒動はM-1グランプリ自体にもケチがついてしまった感じがする。来年も楽しみという感じがかなり薄まってしまった。

少なくとも、漫才の定義について、主催者側は明確にする必要が出来てしまったんだと思う。

 

とにかく、マジカルラブリーとおいでやすこがが、今後どう売れていくかは見ものだろう。大衆の望んでいるものであれば売れるはず。

おいでやすこがは、歌ネタやるより、役者の方が向いている気がする。鬼滅の刃の実写版つくるなら、大正時代の雰囲気にぴったりだろう。

 

マジカルラブリーはどうなるかさっぱり分からない。

それこそ鬼滅の刃と一緒で、消費し尽くされた後に、まだ残っているかどうかで、本当の評価が現れてくるはず。R1グランプリでも優勝したみたいなので、実力はあるだろう。

これが新しい笑いの潮流なら、それを理解できない自分は、単に感性が古いということに過ぎない。

まあいずれにしろ、あと何年か後で分かる。ジブリのようにホンモノなら、時代を越えて語られるし、そうでないなら両方忘れられていくことだろう。

 

ただ、この感覚は、三代目プリウスのデザインを初めて見たときに似ている。これが未来だというのなら、そんな未来はご免だと思った。

初代プリウスのオリジナリティ溢れるデザイン、二代目のクリーンなデザインに対し、三代目プリウスの小手先だけの醜いデザインには、今でも魅力も未来も、何も感じない。

 

しかし、それで別に誰が困っている訳でもない。世界は回っている。そういうものだ。

 

最後に、最もしっくりきたネット記事で、たけしさんが、多くを代弁してくれた感じなので載せておきます。


ビートたけし、マヂラブネタを強制終了「これ、優勝しちゃったの?」/芸能/デイリースポーツ online

実物大ガンダムをすべて見てきた団塊ジュニア、横浜ガンダム見にいく


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「ホンダF1見てから、ガンダム横浜に立つ」

 

十年前の30周年お台場ガンダムに始まり、2017年お台場ユニコーンガンダムも見に行って、今年2020年は動く横浜ガンダム

#横浜ガンダム#F1#ホンダ


2020動く横浜ガンダム Real size Gundam in Yokohama - YouTube

↑見とれてて、ガンダム頭が半分見切れてます(ヽ´ω`)

あと見どころは、ガンダムのコックピットが閉まるとこと、目だけでガンダムの表情を表現しているところです。大喜利できそうです。目の点滅も見たことないですが、目がグリーンのガンダムも初めて見た気がします。

それから、みなとみらいで花火が始まって、どっち録るか迷ってます。

 

「徹底的な防寒装備必須の冬横浜ガンダム

初めて公開初日の12/19に来れた。
しかし今回寒いのなんの。お台場初代ガンダムと、2017年お台場ユニコーンガンダムhttps://cheerio.hatenablog.com/entry/2017/10/20/230037

はどっちも夏に見に行った。


一番分厚いダウンジャケットの冬用重装備のつもりであったが、本気の寒冷地仕様では、ズボン下装備、すなわちステテコ、モモ引きに類するおっさん装備が必須なことを思い知った。ユニクロヒートテックも着忘れてた。冬の海沿いを舐めたらいかん。

あとカイロもマストアイテム。再利用可能なハクキンカイロ持ってたの、後になって思い出した。アフター ザ フェスティバル。


それらが無いと、底冷えに対抗するには足踏みするしかなく、風が吹こうものなら、叫びたくもなってくる。
海風があり、体感温度は摂氏0度くらいだったが、実際には3℃はあった。が、やっぱり寒かった。

 

迷ったが、欲を出して物販の行列に並んだのがそもそもの間違いだった。最初に見たショーが18:30。列が長く、19時のショーを見て帰ろうとしたのだが、つい並んでしまった。

で、並んだまま最後に見たショーは20:30になっていた。トータル二時間強(これでも入り口ゲート前に列がなかったので短い方と思われ)

一人だとトイレも行けないし、何度か心も挫けそうになったが、ガンダムが励ましてくれた。超合金ガンダム(税込み22000円)を二体だけ買った。エントリの最後に初転売の結果報告もしてみたい。

 

「いつもの前日思いつき計画」

本当は落ち着いてから見に行くつもりだったが、チケット販売状況を見ると、初日最終の18:00~20:00入場の組だけ空いていた。

おまけに、初日は当日入場券販売がないということで、つまりは大行列もないはず。前回二回のガンダムユニコーンガンダムのリアルサイズガンダムは、無料なのもあってすごい人波だった。明日は晴れ。行くか!


ちなみに、下から見るだけの通常入場券は1650円。タワードックでガンダム目線からそばで見られる券は3300円。しかも入場券は別なので、近くで見たければ、ほぼ五千円になる。
行く前はいくらなんでも高いと思ったし、タワードック券は1月上旬まで完売だったので迷わずにすんだ。

 

ということで、日が暮れてからの見学となる。これはむしろ願ったり叶ったりで、過去の1/1ガンダムもライトアップしてある方が見応えがあったからだ。

 

「そうだ!F1も来てたはず」

そして、それまでの時間をどう潰すかだが、小田原城にも行ってみたいし、箱根の地球博物館にも行きたい。
が、ゆっくり見たい方なのでどう考えても時間が足りない。

しかし、青山のホンダ本社に、今年度2020年モデルのレッドブル&アルファタウリF1が年末まで展示されているのを思い出した。レポートを地元のM屋さん楽しんでくれるだろうか。


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実際に青山の本社一階ホンダプラザに行ってみる。外には新型電気自動車ホンダEがあった。
らしいポップなデザインが、かわいいタヌキ顔もあってなかなか良い。もっとコンパクトだと思っていたが、思ったより大きい。乗り込めないので中は分からないが。

トルクのある電気自動車な上、後輪駆動車なので、ドリフト車のベースとして良いかもしれない。ハンドルの切れ角も相当あるみたいだし。

 

さて中へ入ると、黒山の人だかりとまではいかないものの、かなり見学者が来ていた。


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エントランスそばにはCBR1000RR-Rファイヤーブレードがあって跨がれる。乾燥重量201kgで出力160kw218馬力。スンゲー!

でも、初代ガンダムでも出力はたしか1600kwくらいで、Zでも2000kwあたりだったはず。

 

ということは、CBR十台分、二千馬力プラスくらいがガンダムの総出力となる。ガンダムって省エネ??

 

まあ、昔のザル設定はいいとして、今はF1だF1。

ふり返れば、東京に出てきて半年後の2019年3月に、外苑イチョウ並木でのホンダF1デモランを見に行ったのだった。

https://youtu.be/2gGFJNJSZ9I

デモランは、残念ながらホンダパワーユニットではなく、ルノーV8エンジンだったが、二万回転に達するといわれた最後のNAエンジンの咆哮は最高だった。

ホンダパワーユニットの外苑イチョウ並木デモランも見てみたかったが、ホンダF1撤退となった今、もう望み薄だろう。


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ホンダプラザ入って正面の今年度F1マシン二台。

黒く見えるが、よく見ると紫がかった濃い藍色のレッドブルRB16と、白が鮮やかなアルファタウリAT01の両マシンがほぼ並んで展示してあり、細かい違いを比べてみるのも楽しい。
意外とアルファタウリの方が、サイドポンツーン周りの空力処理が複雑というか、試行錯誤の跡があり面白い。


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もっとも、今年度マシンとはいっても、あまり詳しくないのでそれぞれ何台目のマシンかまでは分からず、単純に比べても意味がないかもしれない。


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全体のイメージだと、カラーデザインはアルファタウリのシンプルなモノトーンが好み。

しかし、レッドブルF1は艶消しカラーの渋さと、空力パーツがよりスッキリして洗練されている感じで、独特の迫力があった。



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レッドブルのマシンにはステアリングが付いていたが、まああんな一杯ボタンやダイヤルやらがあって、高速走行中に操作できるもんだと感心する。

去年2019年オーストリアGP、ホンダ13年ぶりの優勝時の有名な「エンジンモード11、ポジション5」なんか、使ったことないはずなのにスゲーもんだった。

もし自分がそんな状況でハンドル握ってて、知らんこと言われたら、パニックになるか、逆ギレするかも。。


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残念ながらホンダはF1から来年限りで撤退してしまうが(パワーユニットは何らかの形で残るかも)、異常に優遇されてるメルセデスや、リアルチートだったのは、ほぼ確実なフェラーリを相手によく頑張ったと思う。

あの2チームが本当にクリーンに戦っていたら、F1はもっと混戦で面白かっただろう。


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「ヨーロッパ貴族に物申す」

それにつけても、F1はヨーロッパ貴族のモノなんだな~と感じる。

レッドブルだって、タイ資本がバックだが、運営しているのはヨーロッパ人なんでその一派だ。

味方だからって日本人はレッドブルを贔屓目に見るけど、ホンダに無償でパワーユニットを提供させるのなんか、植民地からの搾取とあんま変わらない。

人の足元をあからさまに見ているし、ホンダもお人好しすぎる。

 

そもそも、レッドブルがきちんと対価を支払って、ホンダに年間最低数百億から、モロモロ入れると最大一千億円とも言われる過度な負担を強いらなければ、ホンダはF1を継続できるだけの合理性を、株主に説明できたかもしれないのだ。

 

2019年3月の外苑イチョウ並木でのデモランを思い出すと、ホンダ黄金時代の再来が露と消えてしまいそうなのは残念だが、角田☆ユウキ選手の台頭で、夢はまだ見れる。

あだ花でもいい、来年はホンダのラストセンセーションを期待したい。


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「ホンダやっぱお人好し過ぎ。が、それがいい」

その他、佐藤琢磨インディカーや、GT500のNSX、居並ぶホンダ二輪各部門と、チャンピオンマシン勢揃い。

インディー勝つのも凄いけど、ホンダ他にもこんなに勝ってたんだね。知らなかったよ。もっとPRしないとだよ。
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アシモonステージも楽しむ。アシモ君モーター音というのか、サーボ音というのか、凄いするのね。


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最後に物販コーナーで、ホンダ各拠点のレトルトカレーを五種類も売っているのを見つけたので、HRDサクラのある栃木研究所の黒カレーをお土産で買っておいた。


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あと、端っこの方でホンダの歴史の展示を見ていたら、コンパニオンの若いお姉さんがF1のハガキセットとステッカーをくれた。有難く頂く。

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「いよいよ横浜ガンダムに向かう」

日も暮れてきたので、いよいよ横浜ガンダムへと向かう。最後の組は18時~20時入場なのでちょうどいいくらいだろう。
横浜中華街に寄ろうとしていたが、ホンダの展示物が思っていたより見応えがあり、すっかり遅くなった。


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「スムーズな入場のために、予めバーコードを用意すべし」

元町・中華街駅で降り、海方向へ。氷川丸を左に見ながら歩いていくと、横浜ガンダムのある方向が明るくライトアップされている。ガンダムはまだ見えない。

途中で、並ばせるための何列もの赤色コーンが沢山並んでいる。人が殺到すると入り口外でも待たされるようになる様子。吹きっさらしでこれはキツい。


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入り口でスタッフに、バンダイナムコのサイトで買った、オンラインチケットのバーコードを読み込んでもらって入場。


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メイキングの写真パネルが埋め込まれたトンネルを通ると、ガンダムの足が見えてくる。


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この演出は、ちょうどドーム球場やコンサートホールに入る感じで、テンションが一気に上がってくる。遠目では、あえてガンダムを建物で隠しているのではないだろうか。

 

何しろ十年前の、最初のリアルお台場ガンダムは、数キロ手前のレインボーブリッジ本土側のゆりかもめ車内からも、対岸に突っ立っているのが見えていた。
ミノフスキー粒子散布下の、有視界戦闘では、あり得ないくらい目立つんじゃないだろうか心配になったくらい。


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が、実物大の1/1リアルサイズを目の当たりにすると、屁理屈なんか一瞬でどーでもよくなった。カッコ良いのが大正義。もはや神々しい。


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実は、今回の横浜ガンダムのデザインは、胸部の青色の色分けや、ヒザ頭の青と赤のライトが、画面越しで見ていた時は、どうもオモチャっぽくてビミョーだったのだが、18mの巨人を見上げると、実物大ならではの迫力にやはり言葉をなくしてしまう。


そして、三十分毎にライトアップされたショーが始まるが、ゆっくりだが派手に動く回と、手を下ろして直立姿勢で後ろに格納されるだけの回と、交互になっている。

派手に動くといっても、一歩踏み出してひざまずくだけだが、太ももの装甲がサイドの継ぎ目から割れて稼働範囲を拡げるのは、オオッ!となる。砂漠だと砂噛むだろとか、野暮なことを言ってはいけない


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「おじいちゃん、水風呂は体に毒よ」

それにしても、ガンダムの動作がゆっくりで、まるで「我慢しながらそろそろと水風呂につかろうとしている人」みたいに見えなくもない。コントみたいで、ちょっと笑ってしまった。

あと、ガンダムの足跡もクスッとしてしまった。

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それでも、18mのスケール感は圧巻で、寒さも忘れるくらい。
ヒジ付け根の円盤状のパーツも、連邦のフィールドモーターの新しい解釈と考えるとしっくりくるし、胸部のパーツ色分けも、装甲パネルの処理に、カトキハジメ氏とは違う新しさを感じる。


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2020動く横浜ガンダム Real size Gundam in Yokohama - YouTube

 

核融合エンジンの実感サイズって」

両ヒザと両肩の緑と赤のライトも、リアルサイズだと飛行機の翼端灯みたいでカッコ良い。

モビルスーツと現代戦闘機の全長は同じくらいなので、そう考えるとコアファイターはずいぶんコンパクトなのが実感してくる。目測の実感だと、格納状態だと普通自動車くらいしかないように見える。


というか、核融合炉エンジンってどれだけ小さいんだ。コアファイターに入ってんでしょ?コアファイター畳んでる時って、車サイズしかないってことは、核融合エンジンも車のエンジンサイズ?未来ってスゲーのな!

 

「ザクもいいが、Zも忘れんでくれ!」

次回の五十周年では、実物大ザクとの声も挙がっている。
中国ではストライクガンダムが出来るみたいなので、四十五周年ではZガンダムをリアルサイズにしてほしい。ウェイブライダーだけでもこの際文句はないので。

 

「やっぱもっと近くで見たいかなー」

それと、別にチケットを買って、ドック上から見ると迫力が違うのだろうが、やはりもっと近くで見てみたかった。
30m以上(体感では50mくらい)離れて、しかも夜だと、機体に描かれたメンテナンス情報とかがちっとも見えなかった。

前二回のリアルサイズガンダムで、一番興味深かったのが、間近で見れた、そういった細かいディテールだったからだ。

「ここはトルクレンチをいくらでどうこう」とかの英語表記だったり、面処理のわずかな違いとかは、よりリアルさの説得力が増すので、近くで見ないことには伝わってこない部分がある。

三十周年の最初のお台場ガンダムは、股の間を通ることもできたので、下からガンダムの股関を見上げることも可能だった。
一番大きさを実感できたのも、触れるくらいの近さで本物を見れた時だった。

ちなみに今回は、ドックからだとこんな風に見えるらしい。


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ガンダムドックから見てみたかった」

今回は別に3300円でそれが可能となっている。来る前は高いと感じたが、おそらく一生に一度しか見ないだろうことを思うと、決して高くはないと今は思う。
ドックから見学する人は、かなり制限されているようで、ショーの時も数えるくらいしかドック上に人は見えなかった。

ガンダムと同じ目線から見る群衆は、ムスカ気分が味わえるかもしれず、ちょっと見てみたいと思ったのはここだけの話w


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ガンダムファクトリービル内部」

列に並ぶこと二時間。ようやく購入の順番が来た。

ちなみに限定品販売所は、キャッシュレス決済のみの販売所がガンダム向かって左手、現金も使える販売所が右手側となっている。

係員が現金の列の方が長いと言っていた。

それと、入場時に渡される注文シートに記入して購入するので、紙をなくさないようにしないと。ペンは台の上にあった。

 

超合金ガンダム二体を購入したのが、もう夜九時前。箱は思ったよりずっと薄型で運びやすかった。辞書くらいの厚さ。
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ガンダムファクトリーのビル内部のトイレに駆け込む。

それから一階の展示ルームを見学。動くガンダムの設計からの経緯が、パネルや模型を使って解説されている。


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これがなかなか面白かったのだが、キレイゴトしか書けない事情もあるだろうから、今一つドラマチックではない。

ありていに言えば、苦労があまり伝わってこない。歴代の1/100ガンダムガンプラの方が感心したくらい。もったいない。


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ここはNHKさん。お願いだから特別編として、横浜ガンダムプロジェクトXをやって、日本の製造業の希望と未来をみんなに見せてくれるとうれしい。

きっと泥臭いエピソードもあるだろうから、日本人の心に響いて数字は取れるだろう。

そうじゃなくとも、リアル戦争ではない形で技術革新が進んでいく日本って、なんて平和で素晴らしいじゃないか。

司馬遼太郎も、「黒船をみてわずか数年後に、それと似た船を複数つくってしまうという、どの民族にもない秀抜な特性」と書いていたが、日本人は適切な刺激を受けると、まだまだとんでもない能力を発揮するものだと思う。

 

「富野監督から子どもたちへのプレゼント」

それにしても、富野監督もメッセージパネルで触れていたが、このガンダムのゆっくりとした動きは、重機のそれと似ている(監督は整備塔と表現している)

重みがある動きというよりは、何十トンもの重量物を、安全かつ確実に運用するため、マージンをしっかり取った動きと感じた。

それを監督は、“優しい”と表現していた。富野監督らしい言葉のチョイスだ。


そして監督は、この動くガンダムを見た子どもたちが、将来「乗り物」として動かすために、問題点を見つけ、それを解決していってほしいとボールを託している。

そこに、「子どもだからこそ、全身全霊で向き合わなければならない」という、富野監督ならではの作品哲学と、言うことは厳しいが、根は愛情深い富野監督の本音と晴れがましさが感じれた。


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監督は、究極的には子どもたちのために、現時点で全力で作られた、動くガンダムが出来たことを喜んだんだろう。

 

実際、この大きさのロボットが動くことに、どれだけ教育的影響力があるか計り知れないと感じる。社会科見学に取り入れても良いくらいだと思う。イギリスでは、戦車博物館も小学生がいっぱい社会科見学で来ていた。

 


ボービントン戦車博物館に行ってタイガーⅠの始動音を聴いてきた①170315 - 海外でサバゲをやってみた Ninja St☮g plays Airsoft in the world

 

そしてきっと将来、このガンダムを見て、エンジニアや研究者になったキッカケをもらったという人が出てくるだろう。


大きなことを成し遂げるのは、いつの時代も変わりはない。どれだけ夢見れるか、そして見せられるかにかかっている。


子どもたちが、自分たちがガンダムに感じた夢というバトンを、同じように受け継いでいってほしいなと思いつつ会場を後にした。

 

 

「オマケの収支報告」

いい感じで終わりにしたかったのだが、二時間並んで買った超合金ガンダム二体の結果報告を最後にしておこう。

メルカリで売ってみるのも初めてで、「横浜ガンダム」で検索して、他の人のを参考にして売りに出してみた。

初日である19日は、22000円の税込み仕入れ価格に対し、35000円の高額売買成立もチラホラあった。落札価格は、31000~33000円といったところか。

なので、31000円送料込みで、まずは一体を売ってみようと試みる。

 

しかし、翌日になってもなかなか売れない。そこで売れた品の分析を試みる。

すると、35000円で売れていたのは、初日の日中かなり早い時間ということと、みんな売るための工夫を様々凝らしているのが分かってくる。

要するに、高く売れたのは、初競りみたいに最初の商品だけだったのだ。

これは限定品とはいっても、期間中毎日買っては売りに出す転売ヤーが増え続けるということで、市場原理とすれば納得できる。

また、オマケを付けたり等の販売努力もそれぞれ工夫していて、同じ商品を売るのに値段以外で差をつけるのに皆頑張っている。

 

そして驚くことに、翌20日の時点で値下がりが目に見えて、しかもリアルタイムに始まっていた。すでに最低落札価格は、三万円を切ったのも出てきていたのだ。

これはまずい。このまま需要より供給が増えていったら、値崩れしていくのは必至。

そこで考えたあげく、ホンダでもらったF1のハガキ一枚をオマケで付けることに。我ながらあざとい。値段は送料込みで29999円とした。

 

他の人のいいと思った紹介文を継ぎはぎして、値段交渉はしません旨を書いてあるのに、安くしてくれのコメントが入る。

もう値下げしてあるので勘弁して下さいと返事しても、またいくらならいいか訊いてくるので無視していたら、そいつは他の人のとこでも安くしろって書いてた。

寒空で二時間待つ辛さは、たぶん言われても理解できないタイプの人間なんだろうな~とぼんやり思った。

 

翌日ようやく一体売れた。が、発送がまた一苦労だった。

メルカリでは簡単に発送できるガイドがあり、商品だけ持って郵便局なりに行けばいいとのことで、近くのヤマト運輸に行ってみた。

ところが、簡単便のサイズより大きいので、箱と梱包材を用意しないといけなくなった。

他にも段ボール箱は売っているが、梱包材はつけないと言われたのだ。ホントかよ?!

 

近くのスーパーに行って段ボール箱をみつくろい、超合金ガンダムの箱を納めてからバイト情報誌を一枚ずつ丸めて梱包材代わりとする。ハガキも忘れないように封筒に入れてテープでとめておく。


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とゆーか、輸送箱に入ってるんだから、そのまま送るようにすればよかった。コピペで紹介文作ったので、段ボール梱包箱に入れて発送しますになってしまっていた。

 

ここでふと疑問に思ったのだが、メルカリから発送の指示が来たから、あわててその準備をしていたものの、入金が済んでいるのかも分からない。困った。

送った後にキャンセルでもされたらどうしようと、せどりをしている先輩に訊いてみる。

 

すると、メルカリはお金のやり取りは全部代行してくれるから、発送の指示があったら従えばいいとのこと。

 

これで安心して、ヤマト営業所に帰って発送処理を済ませる。メルカリのアプリから発送用のバーコードを出し、タブレットで読み込んでもらって終了。

これは便利。手書きで宛名を書くこともなく、送料を払う必要もなかった。ヤマトの人に訊いたら、メルカリはそうらしい。ほーん。

 

一個売れたのでとりあえずホッとするが、メルカリをチェックしてみるとさらに価格下落は進んでいる。が、ようやくもう一体も売れて一安心。

 

ということで、初転売の最終結果発表。

仕入れ価格」

本体 22000×2=44000

入場料 1650

電車代 約二千円強

約48000円

 

「販売価格」

本体 29999×2=59998

販売手数料10% 2999×2=5998

送料 1000×2=2000

 

つまり、販売価格六万円から仕入れ費用、送料、手数料を差し引いた四千円が、利益となる。

 

う~~ん。実にビミョー。手間掛かった割りにこんなもんか。楽な仕事なんてないよな~と実感する。仮想通貨の方がはるかに儲かる。まあ政府が本気で介入したらどうなるか分かったもんではないが。

 

でも、寒空の下で二時間並ぶ対価としての四千円なら、まあまあ妥当なバイト代でもあるな~と思った。

しかし、メルカリでの超合金ガンダム最低落札価格は、23日時点で27700円まで落ちてきている。真冬に二時間並んで時給千円そこらなら、バイトした方がよっぽどマシである。

 

結論。

道義的問題はさておいて、転売ヤーは目利きができなければ大変なだけで、売れない時のストレスも半端ないので、自分には向いていない。

たま結びサザエさん一家説

「たま結びサザエさん一家説」というのを思い付いて送ったが、ボツになったようなので残しておく

 

名前入りだと初めてのメールになります。 いつも楽しく拝聴しています。まだ二年くらいのラジオ歴ですが、 たま結びのユルさがたまらなく、一番楽しみにしています。

レオレオがレギュラー入りした時は、 絶対東京03のさとしマンだっただろ!とイラッとしましたが、 今ではすっかりファンです。


さて、 たま結びのテーマソングといえばオープニング曲でしょうが、 私にとっては交通情報の時にかかる、 のんびりハツラツとしたあの曲なんです。 他のTBSラジオでも使われていますが、 たま結びの雰囲気には一番合っていると思います。


あの曲がなんだかサザエさんの有名なオープニング曲のバックミュージック?に似ているな~とふと思ったのですが、 考えてみるとたま結び自体、週末にリラックスして楽しむサザエさんに重なるところがあると感じました。


そこで、仮説で「たま結びファミリーサザエさん一家説」 をシミュレートしてみました(強引)


珠緒=うっかり女王サザエさん

竹山さん= 乙女心のあるマスオさん

山ちゃん&瀧さん= サザエさんを満面の笑顔でジャイアントスイングするカツオ

大吉先生= 安定の大黒柱 波平

レオレオ=中島くん+スネ夫

外山アナ= ほぼ花沢さんキャラのワカメちゃん

玉さん=タラちゃん+タマ+アナゴさん

エナおばあちゃん=一家のドン フネさん

 

になります。なんだか途中からグダグダですが、 それも含めてたま結びらしいな~と思ったので、 送ってみることにしました。
ただ初めてなので、 どの曜日のどこのコーナーに送ればいいのか勝手が分からず、 このまま送らせて頂きます。 たま結びファミリーサザエさん一家説に共感してくれる人が他にもいればうれしいです。

 

2020/12/10たま結びはレオレオ神回だった

#たま結び#たまむすび#赤江珠緒#土屋レオ#レオレオ

 

12/10(木)のTBSラジオ「たま結び」は傑作だった。「生活は踊る」のスーさんがお休みで、木曜パーソナリティーの土屋レオが、生活は踊るとたま結びに連続して出た回である。


ピエール瀧さんに代わって木曜パーソナリティーになった土屋氏だったが、東京03のさとしマンを推していたこともあり、気取った落語家崩れみたいな彼はあまり好きではなかった。
口元が歪んだメガネ面を想像していたら、意外とイケメンで更にイラッとしたが、やはりメガネを掛けていた。


余談だが、妹が昔RAG FAIRが好きだった。が、自分は軽佻浮薄な毛唐の真似事二番煎じアカペラを毛嫌いしていた。絨毯屋かよって。


なので、滝さん降板で土屋レオに決まった当初は、たま結びも月曜日から水曜日までしか聴いてなかったのだが(金曜日まで聴く時間がない)、火曜日パーソナリティーの山ちゃんと土屋氏とのプロレスが面白くて、木曜日も聴き始めた。


この二人のけなし合いは、あたかもかつての「お笑いマンガ道場」の富永氏と鈴木氏との、不毛かつベタながらも、鉄板の面白さを彷彿とさせ、とても面白かった。


そうして慣れていくと、土屋レオのおかしさも段々伝わってきて、メインパーソナリティー赤江珠緒さんのポンコツ姫ぶりに負けない、レオレオの意外なボンのクラっぷりが愛すべきものと認識されるようになっていった。


そして、レオレオ(このあだ名つけが赤江さんの得意技だが、レオレオは良いと思う)のいじられキャラっぷりが、思いもよらない結末を招いた回がある。


それは赤江さんお休み中で、山ちゃんと外山アナウンサーが、パタパタママの三番の歌詞をレオレオに無茶振りしたことから始まった。


一番、パタパタママから始まり、二番はパクパクママ。


曲は二番までで、三番の歌詞はないのだが、山ちゃんの下ネタほのめかし煽りがハンパない。パ○パ○ママ。。なんて放送できないよー山ちゃんwww

 


この時点で腹が千切れそうなほど笑わせてもらったが、クライマックスはこの二日後、木曜日にやってきた。


なんと、レオレオが本当に三番の歌詞を作って、実際に歌ったのである。


コロナでリモートながら、自らのギター演奏で歌い始めるレオレオ。


♪9時 息子寝たから旦那と二人きり


♪10時 顔を見ながらオネダリよ


いきなり際どい、夜の生活を思わせる歌詞から入っていく。おいおい、大丈夫!?放送コード引っ掛かんないの??


♪11時 紙に書いたよ ご飯を作る人


??私の頭にクエスチョンマークが舞い踊る。


♪不思議 全部ほとんど私が作ってる
♪週の半分くらいは作ってよ
♪シフト表を作ってみたからさ
♪パパパパママ パパパパママ パパ 朝
(以下続く)


(全国一斉)そうきたかー!!!

いや、これは一本取られた。レオレオお見事。お見それしました。これを二日で仕上げたのはグッジョブと言う他ない。腐ってもタイ!
しかも、下ネタを連想させる導入部がサイコーでした。
https://www.tbsradio.jp/484919生演奏!「パタパタママ」の3番は〇〇ママ?絶妙な歌詞で挑んだ”ミュージシャン”土屋礼央

 

あまりに見事過ぎて、これ以降山ちゃんがレオレオにあまり絡んでこなくなった感じ。
いや~、この二人のプロレスファンとしては、番組名物になるくらい丁々発止でやってもらいたいものです。


まあ、その代わりといっては何だが、水曜日パーソナリティーの大吉先生が、番組終わりでレオレオ紹介の無茶振りをする楽しみができた。
これも中々楽しいのだが、最近は大吉先生が若干飽きてきている感じもする。

 


さて、長々とレオレオについて述べてきたのだが、本題を忘れるところだった。
ラジコで一週間遅れでたま結びを聴いていて、レオレオが生活は踊るに出たということでそっちも聴いてみたのだった。
それはまあまあ面白かったのだが、あんなふかわ氏並みに嫌いだったレオレオを、ここまでフォローするようになったのは感慨深い。


https://www.tbsradio.jp/544719「1日でお節がぜんぶ出来る鍋があるんだよ!」・・・赤江珠緒、圧力鍋セットを買うか本気で悩む。

 

そうそう、20年12/10(木曜日)の回がまず面白かったのが、レオレオが代打出演した「生活は踊る」エンディングだった。
通常、ここは前後番組がオーバーラップして、バトンリレーのようなやり取りがあるのが恒例なのだが、赤江さん「本日掛け合いお断り」の紙切れによる塩対応(笑)
さらに、生活は踊るでローストチキンを作ったレオレオと蓮見アナに対し、「肉は持ってきて」の若干キレ気味の一言。サイコーでした、赤江さん。


そして改めて始まったたま結び。レオレオレンタルを、全力で要らないモノでもあげるような「どーぞドーゾ!!」の赤江さんwww


その他、お節料理を1日で作れる鍋セットのチラシや、ゲストのKANさんの話も面白かったですが、やはりこの回を神回にしたのは、レオレオの赤江さん評だろう。


「生活は踊る」でふいに赤江さん評を振られて、ヒットを打てなかったレオレオが、さんざん赤江さん本人に「たま結び」でイジられていたのだが、反撃でレオレオが赤江さんのクセを指摘する。


赤江さんの「そうですぅ」は「ヘンなおじさん」のそれだったのだ。


!!!言われてみればそーだ!!!

いや、よくぞ指摘したレオレオ。ダウンタウンの松本さんが、みんな感じてるけど言語化できないことを、一言でズバッと言い当てるみたいで、スッキリしました。


やるじゃん!レオレオ。さとしマンの方が良かったのになんて最初思ってたけど、ホントすまんかった。
願わくば、山ちゃんともっとお笑いマンガ道場ばりのプロレスを見せてほしい。瀧さんの帰る場所がなくなるくらいに。